自動車のような大きい買い物をする場合、どのように考えるのがよいか、その検討ステップをまとめてみます。
まず、初めに、使えるお金(予算)を把握します。
この場合、現時点でもっている預貯金だけを見るのではなく、将来、一定期間の収入と支出を加味し、その物を購入しても将来的に資金が足りなくなることがないか検討します。
資金が足りなくなるとたちまち生活が立ち行かなくなってしまうため、そのようなことがないよう、予測に当たっては以下の点に注意します。
・現時点の預貯金は漏れなく把握する。この際、担保に入っている定期預金やiDecoなど引き出しに制限があるものは外す。
・将来収入の予測にあたって、不確実な収入(例えば、将来の昇進による年収アップなど)は加味しない。
・将来支出の予測は不確実なものであっても一定の発生可能性のあるものは加味する。
・将来の予測期間は、買う物の内容等を考慮して決める。
次に、買う物について、具体的にいくらのものを買うのか、検討します。
自動車であれば、グレードやオプションによって金額が変わるため、自分が欲しいグレードとオプションを決めます。
この際、漠然と「自分が欲しい」と言っている内容も、よくよく考えると「必須」の内容と「あればなお良い」という内容があるため、いったん分けて考えてみます。
たとえば、自動車の場合、自分の使い方からして、冬には毎年、雪道を走るため4輪駆動は「必須」だが、音にあまりこだわりはないため、高級なサウンドシステムは「あればなお良い」項目という具合です。
前ステップで把握した「予算」に限りがあれば、「必須」のものは外せないとして「あればなお良い」内容は本当に必要か再考し、状況によって諦めます。
ここまで考慮したうえで、なお「予算」が足りない場合、ローンやリースなどを検討します。ローンやリースは目先の支出は抑えられますが、将来にわたって金利負担を伴うため、全体で金利部分がいくらあるのか把握し、何らかの手当(節約で支出を減らす、副業で収入を増やすなど)が必要でないか検討します。
以上の考え方は、今回、例にあげた自動車購入のような個人生活に限らず、ビジネスの場においても同じです。