大学4年生のとき、当時の公認会計士2次試験に落ちてしまった私は、受験予備校の学費を自分で出すので、卒業後2回までは浪人してチャレンジを続けたいと親にお願いしました。
学費を出すといってもその頃の私の手元にまとまったお金はありませんので、勉強の合間にアルバイトしてお金を稼ぎ、学費に充てることになります。
このとき、自分で学費を出すことにしたのは、身銭を切ってこそこの試験に真剣に向き合えると考えたからなのですが、今にして思えば、我ながら「その意気や良し」と感じます。
そういった態度で臨んだ結果、幸運にも、卒業後1回目の試験で合格することができ、会計プロフェッションとしてのスタートを切ることができました。
お金との付き合い方、なかなか深いテーマですが、この時、貯めたお金は間違いなく私の人生を前進させてくれるものでした。