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お金

キャッシュレス決済の広まりを見て

街中ではすっかりキャッシュレス決済が広まって、紙幣や硬貨を使うことが減りました。

SUICAのような交通系カードであれば、初めに紙幣や硬貨を使ってお金をチャージする必要があるので、お金を持ち歩いている感覚がありますが、銀行口座と紐付けて使った分がリアルタイムで口座引き落としされるデビットカードや、期日ごとにまとめて後日、引き落としがかかるクレジットカードの場合、紙幣や硬貨を見ることがないのでお金を使っている感覚が乏しいです。

ここで「お金」とは何なのか?
いろいろな要素がありますが、成り立ちからいうと、場所と時間を超えてサービスや物を手に入れるための手段と言えます。
「お金」がない、物々交換の時代、たとえば、自分が果物を持っていて魚を必要としている時、魚を得るためには、物々交換できる相手、つまり、魚を持っていて果物を必要としている他の人を見つけてくる必要がありました。これでは、必要とするサービスや物を手に入れることがとても難しくなってしまいます。
そこで、登場したのが「お金」です。「お金」はあらゆるサービスや物と交換できると人々から信用されているアイテムで、これを持っていれば、交換の相手をわざわざ探してこなくても、魚や果物を手に入れることができます。

また、「お金」は世界中で通用するため場所を超えています。さらに一時的に「お金」を蓄えておいて、将来、必要になったときに使うこともできるので、時間を超えることも可能です。

自分にとって、いつ、どこで、何に「お金」を使えば、意味があるのか、自分軸が大切になってきます。同時に「お金」はそもそもは手段にすぎないので、「お金」に振り回されないようにしたいものです。