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身近なところで役に立ったお金のスキル

現在、母親は特別養護老人ホーム(いわゆる「特養」)に入居しています。
特養に入居してからここでちょうど2年となりますが、入居を検討し始めた当時、母親とは同居しておらず、細かな事柄が分からない中で、自分の2人の弟含め、いろいろ対応が必要な状況がありました。
当時、対応を要した事項のうち、特養に入居するとなるとお金もそれなりにかかるため、今回は、お金面での対応について、書いてみたいと思います。

まず、今後の生活費に充てるための母親の預貯金がどの金融機関にいくらあるのかを把握し、口座の1本化を行いました。これによって、1つの口座だけ見ればお金の動きが分かるようになり、管理しやすくなりました。
合わせて、特養に入った場合に、不要となる支出があれば支出を止めるべく、不要な契約の解除を行いました。

次に、特養には個室タイプと相部屋タイプがあります。子供としては、母親には個室でのびのび過ごしてほしいという思いはありましたが、個室タイプのほうが料金が高いため、母親の預貯金で賄えるのか、もし足りない場合、自分たち兄弟で一部負担するのか、あるいは相部屋にするのか、見定める必要がありました。
この検討にあたり、当時の母親の預貯金残高と特養料金(支出)、母親の年金(収入)から資金繰りシミュレーションを行ったところ、母親が100歳になるまで母親が貯めた預貯金だけで賄えることが分かり、お金面では安心して個室に入居することができました。

日本全体で少子高齢化が進む中で、将来にわたって、特養料金の値上げや、年金の切り下げなども考えられますが、いったん、現時点情報に基づいてシミュレーションをしておくことは重要です。前提が変わった場合には、その時点で新たな前提に基づいて追加の対応をすればよいのであって、将来、起こるかもしれないことをあれこれ考えていたずらに不安になる必要はありません。

今、振り返って、その時の対応は、資金繰りシミュレーションを使って、自分たち兄弟が考える「あるべき」(=母親には個室でのびのびしてほしい)状況を実現することができた貴重な経験となっています。

実現したい状況があれば、それを「あるべき」ゴールに設定し、そのうえで現状を棚卸して、「あるべき」と「現状」のギャップを「課題」と捉え、「課題」解決にむかってお金をどう使っていくか具体的に考えてみましょう。