・初めに
世の中には、賢い運用、賢い節税、〇〇歳で預貯金がいくらあれば勝ち組など、お金にまつわる情報があふれかえっています。お金は私たちに一生ついてまわる身近なアイテムでありながら、それとどう付き合うべきか、なかなか深いテーマです。
これまでのキャリアの前半で、私は顧客企業の監査を通じ、彼らが「あるべき」と「現状」のギャップを「課題」と捉え、ギャップを解消し「あるべき」に近づくためにお金や数値を用いるのをつぶさに見てきました。また、キャリアの後半では自社グループのコンプライアンス上の「課題」について、当事者として、お金や数値を用いて改善に取り組んできました。
いわゆる会計業務では、日々の取引を記帳し、定期的に決算を行い、決算を踏まえて税務申告、さらに一定規模の企業は法律に基づく決算の公表を行っていくわけですが、これを単に税務申告や決算公表のために義務的に行うだけであれば、宝の持ち腐れになってしまいます。なぜなら、日々の記帳や決算によって得られる情報はその事業の「課題」を語っているからです。お金や数値から得られる情報を適切に読み解くことで「課題」を認識し、乗り越えていくことによって、顧客のみなさまそれぞれの「あるべき」に近づけるよう、サポートしていきます。
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