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セミの思い出

セミの声が真っ盛りです。
先日、少し暑さが和らいだ夕方、子供(3歳男子)と散歩に出た際、向こうから来る初老のご夫婦と目が合って、なんとなしに会釈を交わしました。
少しすると、先ほどすれ違ったご婦人がこちらに戻ってきて「これ、よかったら、どうぞ」と捕まえたセミを持ってきてくれました。セミはご婦人の手の中でジージー鳴いています。
うちの子はまだセミが怖いらしく近づこうとしません。自分が手渡しで受け取って(生きたセミに手で触れるのは何十年ぶりです)、セミは噛んだりしないし何も怖くないよと言いながら子供に見せて、その後、放してあげました。

子供がいると、自分の時間やお金をそちらに向けざる負えないという面があります。一方、今回のような、子供がいたからこそ出会える場面というものもあります。

子供に、セミの抜け殻について教えてあげると、木の幹や葉っぱの裏に抜け殻を見つけるたびに、「あった!」と言って教えてくれるようになりました。
そういえば、自分も子供時分、セミの抜け殻をたくさん集めて親に得意げに見せていたことがあります。。
不思議なもので、大人になってからはセミの抜け殻に気づくこともなかったのですが、今回の件は、自分の子供時代を思い出させてくれました。