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人生観

世界を見る縦軸と横軸

自分の中にある世界観を考えるとき、縦軸と横軸という観点があるように思います。

縦軸は時間の流れです。
自分の記憶は4歳のころから始まり、現在に至るのですが、生まれてから記憶に残っていない数年間についても親が残してくれた写真でその一部を知ることができます。さらに血筋を考えてみると、両親がいて、それぞれの祖父母、またその曽祖父母というように遡ることができ、地球上に人が出現した時点から繋がる血脈があります。
歴史上のターニングポイントに自分と血の繋がったご先祖様が確かに存在していたという事実は、歴史を身近に感じさせます。

横軸はいま現在の世界です。
外国に行けば日本とは違う文化に触れることができます。以前、ここに書いたスキー文化などもスイスに行かなければ実感することはなかったと思います。
また、日本にいながらも、自分が知らない(分かっていない)世界が多くあります。
たとえば、介護の問題や保育の問題は家族にそれらが必要な状況になって、初めて、自分の経験として現状を知ることになります。

自分の世界を拡げていくというのは楽しいものですが、一方ですべてを知ることはできないとも思います。
「無知の知」を頭に置きつつも、少しでも自分の世界を拡げていけるようにしていきたいです。