いわゆる文系の学問は、経済や法律などの人が作った社会システムを研究対象とする社会科学と、人間とは何か、文化とは何かという根本的な問いを研究対象とする人文科学とに分かれるそうです。
仕事柄、これまでに会計学や経済学、経営学、会社法や税法などの関連する諸法律を学んできましたが、これらは社会科学ということになります。
同時に、仕事に直接役立つわけではありませんが、自分の興味、関心に導かれるまま、小説などの文学や哲学的な本にも親しんできました。こちらは人文科学の領域です。
よく、人生は川の流れで、自分は海に向かって流れていく大河の一滴であるといわれます。
ここでいう川は社会システムにあたり、その時々の川の流れ(社会の動き)を知るためには社会科学が役に立ちます。
また、社会の動きを踏まえて、自分がどう動くか考えていくには、自分なりの価値観、信念が必要となります。そういったいわば自分軸を作っていくために人文科学が役立ちます。
大学進学を考える高校生の頃や、仕事を覚えるのに必死だった社会人駆け出しの頃にはそこまで考えが及びませんでしたが、いろいろな経験を積んだ今になって、徐々に考えが整理されてきました。
敵(ここでは、社会システム)を知り己を知れば百戦危うからずといいます。社会科学と人文科学、どちらか一方だけでは見えてこないものがあるように思います。