私はお金に関係する仕事をしていますので、今回、お金に関する原体験について書いてみたいと思います。
子供時代まで記憶を辿ると、自分の人生にお金というものが最初に登場したのは、小学校に入学して間もない頃、親から毎月のお小遣いとして400円をもらうようになったときです。はじめは、近所の駄菓子屋でお菓子を買うくらいだったのですが、少しづつお金の使い方に慣れると、400円では買えないプラモデル(当時は宇宙戦艦ヤマトやガンダムが少年たちの人気の的でした!)を買うため、お小遣いを貯めていたことを覚えています。これはすぐ手にできるお菓子を我慢して、後にプラモデルというより大きな満足を得ているという点で自分にとって活きたお金の使い方といえると思います。
お金は経済の血液に譬えられます。血液そのもので何かをすることはできませんが、手足を動かすにも、頭を働かせるのにも血液は欠かせず、人体の黒子といえるかもしれません。
にもかかわらず、血液と同じ黒子であるはずのお金があたかも主役であるかのように扱われることがあります。高度成長期からバブルにかけて、お金はステータスシンボル、力の象徴でした。近年、よく使われるコスパという言葉もお金で価値を図っているいうという意味では同じではないでしょうか。
大切なことはお金そのものでなく、お金で何をするかではないでしょうか。その人らしいお金の使い方、ライフスタイルに沿ったお金というものを考えていければと思います。